新潟焼山(地図)では、5月1日午前3時ごろから山頂付近が震源と推定される火山性地震が増加しています。「新潟焼山では、2015年夏頃から山頂部東側斜面の噴煙がやや高く上がる傾向が認められています」、「2016年1月頃から新潟焼山を南北に挟む基線でわずかな伸びがみられています」:
新潟焼山が最後にマグマ噴火を起こしたのは1773年(安永2年)、最後に水蒸気噴火を起こしたのは1997~98年(平成9~10年)です。
最後のマグマ噴火の4年前、1769年(明和8年)には豊後水道付近を震源(地図)とするM7超の地震が発生し、日向・豊後・肥後に被害が出ています。理科年表によると「延岡城・大分城で被害多く、寺社・町屋の破損が多かった。熊本領内でも被害が多く、宇和島で強く感じた。津波があった」。
関連記事
- 新潟焼山で火山性地震 (12年10月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-40) (14年11月26日)
- 新潟焼山から噴気たなびく (16年1月28日)
- 新潟焼山に新たな地熱域 (16年1月28日)