静穏化していた CH04 観測装置(八ヶ岳)に 7月7日未明に直前特異とみられる変動が出現 → 前回の更新情報で可能性を検討するとした 7月14日 ±3日 は誤りと認識。前兆変動の関係再検討 → 7月23日 ±3日の可能性。
- 7月7日未明に CH04 観測装置に出現した直前特異は、4月21.1日の極大に対応。経験則 [極大~地震発生]:[直前特異~地震発生]= 6:1 を適用すると 7月22日 ±3日 が算出される。
- その他の前兆関係からは、7月23日 ±3日、7月21日 ±5日、7月20日 ±3日などが得られる。
- 現在、前兆変動が継続出現しているのは CH15 観測装置(八ヶ岳)と CH26 観測装置(八ヶ岳)。これらの前兆変動は 7月9日から 15日の間に終息すると推定されるので、「これらを確認観測し、発生時期を計算し、修正したいと考えます。続報にご注意下さい。」「但し、大型地震の場合は完全に前兆が終息しない場合もあり得ます。」
[注] 地震前兆変動の種類については、「地震・火山の予報」解説資料(2023-B 改定途中版、PDF形式) の 「Chap.3地震前兆変動の種類」(8〜10ページ)に説明があります。噴火型前兆については、同文献の「Chap.9 火山噴火型前兆変動」(24〜25ページ)と「Chap.10 火山近傍地震前兆変動」(26〜27ページ)に説明があります。
推定日 | 7月23日 ±3日 の可能性あり 最終前兆変動の終息を観測後に修正を予定 |
推定時間帯 | 09:00 ±2時間 または 18:00 ±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.367」所載の図3参照(太線領域内=大枠推定域; 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域; 震源域が火山近傍である可能性高い) |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 (主震が単発の場合:M8.0 ± 0.3; 複合地震の場合:M7.4 ± 0.3 + M7.3 ± 0.3 など) |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
その他 | 噴火型前兆変動が観測されたため、地震にともなって震源近傍で火山噴火が起きる可能性は否定困難。但し、過去例と異なるため確実に噴火するとは断定困難。 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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