6月下旬に 3つの観測装置で前兆変動が終息。これらに経験則を適用して地震発生推定日を 7月14日 ±3日 と算出。残る 2つの観測装置の前兆変動の終息が観測されれば地震発生時期決定となる。
- 6月23日、A5 観測装置(秋田観測点)と CH04 観測装置(八ヶ岳)の前兆変動が終息。極大 4月21.1日、終息 6月23.0日。
- 6月27日、CH17 観測装置(八ヶ岳)の前兆変動が終息。極大 5月10.5日、終息 6月27.6日。
- 上記の極大と終息の日時に経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1 を適用すると、いずれも 7月14日 ±3日 を示す。
- 現在、前兆変動が継続出現しているのは CH15 観測装置(八ヶ岳)と CH26 観測装置のみ。これらの前兆変動の終息が観測できれば発生時期決定となる。「今後の前兆変動終息が確認されるか観測を続け、続報で報告させて頂きます。」
推定日 | 7月14日 ±3日 の可能性で検討中 前兆終息を確認して発生日を計算し修正する予定 |
推定時間帯 | 09:00 ±2時間 または 18:00 ±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.366」所載の図2参照(太線領域内=大枠推定域; 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域; 震源域が火山近傍である可能性高い) |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 (主震が単発の場合:M8.0 ± 0.3; 複合地震の場合:M7.4 ± 0.3 + M7.3 ± 0.3 など) |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
その他 | 噴火型前兆変動が観測されているため、震源に近い火山が地震発生に伴い噴火する可能性も否定できないが、過去例と異なるため、確実に噴火するとは断定できない。 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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