終息が見込まれていた前兆変動が継続し、静穏化していた前兆変動の再出現もあったため、地震発生推定日が修正されて 6月5日 ±3日または 6月10日 ±3日とされています:
- 秋田観測点の A5観測装置の前兆変動をはじめ、噴火型前兆変動やいったん静穏化していた八ヶ岳の CH26観測装置の PBF特異も再出現し継続している → 前回の更新情報までの認識推定が誤りであることが確実
注: PBF変動および PBF特異については、「地震・火山の予報」解説資料(PDF形式) の 8ページと 9ページに説明があります。 - 八ヶ岳の CH26観測装置に現れている PBF特異の初現が Stage-11(極大は 4月21.1日)の初現である可能性が高いと考えられる。
PBF特異の初現が 3月28日であるとすると、対応地震発生の推定日は 6月5日 ±3日。
初現が 3月25日である可能性も完全否定はできず、この場合は推定日は 6月10日 ±3日。 - 6月5日 ±3日に地震発生の場合、Stage-11 の終息は 5月25日 ±2日、Stage-27 の終息は 5月31日 ±2日。
6月10日 ±3日に地震発生の場合、Stage-11 の終息は 5月28日 ±2日、Stage-27 の終息は 6月2日 ±2日。
各前兆変動の完全終息を確認して発生日を再計算予定。 - 「前兆変動の初現時期認識を誤認し、さらに前兆変動終息の可能性としましたが、継続出現。重ねて深くお詫び申しあげます。」
推定日 | 6月5日 ±3日 または 6月10日 ±3日 前兆終息を確認して発生日計算予定 |
推定時間帯 | 09:00 ±2時間 または 18:00 ±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.363」所載の図3参照(太線領域内=大枠推定域; 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域; 震源域が火山近傍である可能性高い) |
推定規模 | M8.0 ± 0.3(噴火型前兆変動が観測されているため震源に近い火山の噴火の可能性も否定困難だが、過去例と異なるため、噴火に至らない可能性もあり) |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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