2024年7月7日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-300)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 7月7日15:00 付けで「続報 No.367」(PDF形式)を出しています。
 
静穏化していた CH04 観測装置(八ヶ岳)に 7月7日未明に直前特異とみられる変動が出現 → 前回の更新情報で可能性を検討するとした 7月14日 ±3日 は誤りと認識。前兆変動の関係再検討 → 7月23日 ±3日の可能性。
  • 7月7日未明に CH04 観測装置に出現した直前特異は、4月21.1日の極大に対応。経験則 [極大~地震発生]:[直前特異~地震発生]= 6:1 を適用すると 7月22日 ±3日 が算出される。

  • その他の前兆関係からは、7月23日 ±3日、7月21日 ±5日、7月20日 ±3日などが得られる。

  • 現在、前兆変動が継続出現しているのは CH15 観測装置(八ヶ岳)と CH26 観測装置(八ヶ岳)。これらの前兆変動は 7月9日から 15日の間に終息すると推定されるので、「これらを確認観測し、発生時期を計算し、修正したいと考えます。続報にご注意下さい。」「但し、大型地震の場合は完全に前兆が終息しない場合もあり得ます。」

[注] 地震前兆変動の種類については、「地震・火山の予報」解説資料(2023-B 改定途中版、PDF形式) の 「Chap.3地震前兆変動の種類」(8〜10ページ)に説明があります。噴火型前兆については、同文献の「Chap.9 火山噴火型前兆変動」(24〜25ページ)と「Chap.10  火山近傍地震前兆変動」(26〜27ページ)に説明があります。


推定日7月23日 ±3日 の可能性あり
最終前兆変動の終息を観測後に修正を予定
推定時間帯 09:00 ±2時間 または 18:00 ±3時間
推定震央領域 続報 No.367」所載の図3参照(太線領域内=大枠推定域; 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域; 震源域が火山近傍である可能性高い)
推定規模 M8.0 ± 0.3
(主震が単発の場合:M8.0 ± 0.3; 複合地震の場合:M7.4 ± 0.3 + M7.3 ± 0.3 など)
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
その他 噴火型前兆変動が観測されたため、地震にともなって震源近傍で火山噴火が起きる可能性は否定困難。但し、過去例と異なるため確実に噴火するとは断定困難。
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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