2009年6月19日金曜日

マグニチュード 10.5

ローランド・エメリッヒ監督の映画「2012」の新しい予告編が公開されています。昨年公開された予告編は、ヒマラヤ山脈を大津波が襲いそれをラマ教の僧侶が見つめるシーンだけという印象でしたが、今回公開された予告編では製作が進んだためか、より多くのシーンが含まれています。中でも私の印象に残ったのは、バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画「天地創造」にひびが入り、サンピエトロ大聖堂が横倒しになるシーンと、甲板に “USS JOHN F KENNEDY” と書かれた航空母艦(すでに退役したはず)が大津波で転覆するシーンです:
マグニチュード 10.5 の地震が地盤や建物にどのような影響を与えるかを十分に研究した上で製作されているとのことですが、どうでしょうか。すでにあちこちのブログで疑問点が指摘されているようです。

ちょっとがっかりしたのはマヤの神殿の映像に “MANKIND'S EARLIEST CIVILIZATION”(人類最古の文明)というキャプションが付されている点。よく誤解されているのですが、マヤ文明はそんなに古い文明ではありません。シュメール文明に比べると数千年遅れて開花した文明です。