静岡県立大学と日本大学が共同で開発を進めている地震予知衛星「プレリュード」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「革新的衛星技術実証プログラム」に採用され、2024年にも打ち上げられるとのことです。
「2000年代にフランスが行った研究で、マグニチュード(M)4・8 以上の地震が発生する 0~4時間前、地上から電離圏に届く電波の強度が弱くなる現象が確認された」、「京都大の梅野健教授(通信工学)の研究グループが 2011年の東日本大震災や 16年の熊本地震の際、発生前に上空約 300キロの電離圏で電子の密度が急に低くなる異常現象が起きたことを明らかにした」、「5月に能登地方で発生した最大震度6弱の地震で、発生約1時間半前から電子の大移動が見られた」:
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