北海道蘭越町の湯里地区(地図)にある地熱発電に向けた掘削現場で、6月29日午前11時30分ごろに始まった蒸気の噴出は現在も続いているようです。噴出した物質の影響で、周辺の森は白く染まり、近くの川は白濁していますが、噴出物は石英を主成分とする鉱物だと明らかになりました。掘削は深さ約 200m に達していたとのことです。
「訪れた長万部町の 40歳代の女性は『(昨年発生した)長万部の水柱より迫力がある』と驚いた様子で話した」:
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蒸気の噴出が起きている場所は、昨年 8月から 9月にかけて同様の噴出があった長万部町の飯生神社の森から北東に約 45km のところです:
- 神社の森から水が噴き上がる、高さ30〜40m — 北海道長万部町 (続報-5) (22年9月27日)
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