ニュージーランドのクライストチャーチを襲った大地震の 2日前に、同国南島で 100頭を超えるゴンドウクジラの集団座礁がありましたが(2月 24日付「ニュージーランドでクジラの集団座礁」参照)、今度は日本の茨城県です:
集団座礁が発見されたのは 3月 4日の夜。翌 5日朝から救出作業が行われ、22頭が海にもどされたとのことです。
地元の人は 「過去にも打ち上げられたことはあるけれど、これほど多いのは初めて」 と語っています。
ニュージーランドで座礁したのは “pilot whale”(コビレゴンドウかヒレナガゴンドウ) でしたが、今回はカズハゴンドウ(melon-headed whale)。前者が球状の頭部を持ち成獣の体長が 3~6m あるのに対して、後者はほっそりとした頭部を持ち成獣の体長が 2m 台と小形です。
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