NASAが1984年に打ち上げた衛星が近く大気圏に突入します:
- Retired NASA Earth Radiation Budget Satellite to Reenter Atmosphere (画像あり)
- Dead NASA satellite to crash to Earth this weekend (画像あり)
1月5日現在、米国・国防総省は、重さ約 2.5トンの衛星が東部標準時 1月8日18時40分(日本時間 9日08時40分)ごろに大気圏に突入すると予測。±17時間の不確実性があるとしている。NASAと国防総省は引き続き衛星を監視し、予測を更新する予定。
NASAは、衛星の大部分が大気圏を通過する際に燃え尽きると予想しているが、一部の部品は地上に到達するとしている。地上の人間に被害が及ぶ危険性は非常に低く、約9400分の1である。
落下するのは 1984年10月5日にスペース・シャトル「チャレンジャー」から地球低軌道に放出された ERBS 衛星。3つの衛星を使った NASA の地球放射収支実験(ERBE)ミッションの一部であった。ERBS は、地球が太陽エネルギーをどのように吸収し、放射しているかを研究するための観測機器を搭載していた。ERBSは予想された 2年の耐用年数をはるかに超え、2005年に退役するまで稼働していた。