1月16日13時50分ごろ、小笠原諸島西方沖を震源とする M5.9、震源の深さ 422km、最大震度 3 の深発地震が発生しました(震央地図、速報値では M6.1、深さ 400km とされていました)。米国地質調査所(USGS)は M6.3、深さ 405km としています:
深さ 400km 前後で起きる地震は少ないようです。以下は、 ISC カタログに記載されている 1960 年から 2013 年までに発生した Mw>5 の地震の深度分布です。X軸(地震数)の 500 を超える部分は切り捨てられていることに注意してください(拡大グラフ):
To illustrate that last point on the scarcity of earthquakes around 400 km depth, here is a histogram for the distribution of global earthquakes above M5 with depth from https://t.co/bhh3fnfyCZ
— Jascha Polet (@CPPGeophysics) January 16, 2023
(Note that the x axis has been significantly truncated as well.) pic.twitter.com/dlwae3cfH8
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