八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月13日13:00 付けで更新情報を出しています。
「 PBF継続→先行特異は誤認識 8/28± 発生の可能性検討 過去例のない初めて体験する PBF 出現形態 」:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.333 (PDF形式)
- 「 前続報では8/11or12に更新できればと記しましたが、本日8/13のデータを確認した かったため、本日8/13の更新となりましたこと、お詫び申し上げます 」
- 特異変動: CH20観測装置(八ヶ岳)に継続出現していた特異変動が8月12日15時に静穏化。K6観測装置とK8観測装置(いずれも高知観測点)の特異変動は継続出現中。特異変動が終息したCH20観測装置にはCH26観測装置と同期するPBF変動が出現中。
- PBF変動: 八ヶ岳の複数観測装置同期出現したPBF変動は、出現観測装置数が減少。CH26観測装置(八ヶ岳)のPBF変動は8月12日日中から不規則になりだし、終息の可能性を見せるも全体的には継続し、本日8月13日も継続出現中。現在PBF変動が出現しているのはCH20観測装置とCH26観測装置のみ。
[PBF変動:Periodic Baseline Fluctuation anomaly、典型的な地震前兆波形。周期的な基線のうねり変動。極大時に集中出現した場合は、継続時間が地震規模を表す。] - 以上の観測事実から、7月19日から156時間継続出現したPBF変動(以下A)は先行特異ではないことになる。過去のPBF変動の事例でこのような出現形態はない。初めて体験するPBF出現形態。
- Aが先行特異ではないとしたら、前兆変動初現と見なすしかない。7月19日を初現、8月1.8日〜8月2.0日を極大をとして、経験則[初現〜地震発生:極大〜地震発生 = 20:13]を適用すると、8月28日±3日が地震発生時期として算出される。この場合、8月21日ごろが前兆変動終息時期となるので、これを確認して地震発生日を再計算したい。
推定日 | 2022年8月28日±3日の可能性を検討中(8月21日前後に前兆変動が終息するかを確認して修正予定) |
推定時間帯 | 午前9:00±2時間 または 午後5:00±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.333」所載の図4太線内(火山近傍) 斜線の領域は可能性考え易い参考推定領域 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 地震に伴う近隣火山の活発化や噴火=完全否定は困難 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
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