昨年10月に始まったベテルギウスの異常な減光の原因が、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によって判明したようです:
上の記事によると、ハッブル宇宙望遠鏡の紫外線観測で、2019年9月、10月、11月に濃密で高温の物質がベテルギウスの大気中を移動している兆候が捉えられていました。12月になると地上の複数の望遠鏡がベテルギウスの南半球が暗くなっているのを観測。ベテルギウスから大量の超高温物質が宇宙空間に放出され、冷却して塵の雲を形成し、ベテルギウス表面からの光を遮ったことが異常な減光の原因と考えられる、とのことです。
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