ベテルギウスが明るさを回復しつつあることが確実になりました。同星の異常減光を最初に報告した米国 Villanova 大学などによる以下の天文電報によると、"Betelgeuse has definitely stopped dimming and has started to slowly brighten."(ベテルギウスは確実に減光を止め、ゆっくりと明るくなり始めている)とのことです:
ベテルギウスの光度が最も低下したのは2月7日〜13日で、+1.6等級ほどになったとのこと。上記天文電報は、今回の減光はこれまで観測されていた420〜430日周期の光度変化と一致しているものの、明るさの低下幅はこれまで観測されたことがないとしています。
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