最新の観測によると、ベテルギウスの光度は 1.66 等級まで低下しており、過去25年間ではもっとも暗い状態であるとのことです。
以下は2010年から2020年1月30日までのベテルギウスの光度変化のグラフです。太陽がベテルギウスの方向にある夏の時期は観測が困難なため、空白になっています:
横軸はユリウス日(8879=2020年1月30日)Credit: SpaceWeather.com |
以下の天文電報には、ベテルギウスの変光周期には複数の成分(430日、6.06年、242日、1083日など)があるが、そのうちもっとも強い成分である430日周期に着目すると、2月21日 ±7日に最も暗くなり、その後は回復する可能性があるとの予測が書かれています:
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