2017年11月18日土曜日

地震トリガーとしての人間を過小評価するな


面白い記事に出会ったので紹介します。執筆者はサイエンス・ライターでSF作家の David Nabhan氏。〝Earthquake Prediction: Dawn of the New Seismology〟(地震予知: 新しい地震学の夜明け、2017年)など、地震について4冊の著書があるとのことです:

記事のタイトルにある〝underestimate〟は、「過小評価する」、「低く見積もる」、「甘くみる」、「見くびる」、「なめてかかる」という意味の言葉で、最近では米国のトランプ大統領が北朝鮮に対する警告の中で用いていたのが印象に残っています:
Today, I hope I speak not only for our countries, but for all civilized nations, when I say to the North: Do not underestimate us, and do not try us. We will defend our common security, our shared prosperity, and our sacred liberty.

(今日、私はわが国のみならず、すべての文明国を代表して話をしたいと思います。私は北に対して、「私たちを甘くみるな。私たちを試そうとするな」と言います。われわれは共通の安全と共有の繁栄、そして神聖な自由を守ります。)

NHK「トランプ大統領 北朝鮮に警告 韓国国会演説の動画と全文(日英)掲載」から

上掲の記事にはいろいろ興味深いことが書かれているのですが、以下にいくつか抜粋して紹介します:
  • ニコラ・テスラは、同じ場所で1時間45分ごとに1トンのダイナマイトを繰り返し爆発させれば、地球に自然に存在する定常波を(共鳴現象によって)増幅して、最終的には地球の地殻を割ることができる、と計算した。

  • ニコラ・テスラは、1898年にニューヨークで、彼が製作したマシンの実験をおこなった。その結果起こったことは、伝説、都市神話、あるいは事実として伝えられている ―― 初めは彼の建物が、続いて近隣の建物が激しく揺れ始め、警察が呼ばれる事態になった。結末は申し分のないものだった。マシンの作動を止める唯一の手段は大きなハンマーを使うことだったのである。

  • テクトニック兵器に関しては、米国はあと数ヶ月でプロジェクト・シールを発動するところまでいっていた。同プロジェクトは、450万ポンド(約2000トン)の高性能爆薬を日本の海岸から5マイル(8km)のところで爆発させるもので、それによって津波を発生させて日本の沿岸地帯に大規模破壊をもたらし、米軍の日本本土上陸作戦を容易ならしめる計画だった。この初の人工津波計画は、もう一つのトップ・シークレットのプロジェクトである「マンハッタン計画」が成功したことによってキャンセルされた。