2017年11月17日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-177)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 11月16日14:00 付けで更新情報を出しています ―― CH02とCH21 の静穏状態が11月初旬から継続中。第24ステージの前兆が半減:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全に終息するまで確定できない。
 11月末に前兆終息 → 12月7日±
 12月初旬も前兆継続 → 12月21日±
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県愛知県長野県西部、静岡県西部、福井県、滋賀県、富山県西部、石川県南部、京都府北部など
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度、火山に近い領域の可能性がある。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地殻内地震
 

▼ 現状
  • 長期にわたってCH02とCH21(ともに八ヶ岳)に出現していた前兆変動が11月上旬に相次いで終息し、静穏正常基線に復帰。11月16日現在も正常基線を記録中であり、完全終息した可能性が高いと判断:

    • CH02: 11月4日昼過ぎの変動を最後に12日間静穏状態を継続中。完全静穏化と認識。
    • CH21: 11月7日昼前の変動を最後に9日間静穏状態を継続中。完全静穏化と認識。

  • CH17、CH20、CH26 等は継続中(?)。

▼ 考察
  • 2008年7月初旬から9年4ヵ月以上にわたって前兆が継続。これまで最長の前兆継続期間は3年3ヵ月。現在は第24ステージと認識。

  • CH21の最終変動が終わった11月7.5日を終息と認識し、対応する極大候補に経験則([極大~地震発生]:[終息~地震発生]= 3.9:1)を適用すると、地震発生日は:

    • 極大を8月10日(CH02、CH21、CH29等)とすると → 12月7日±
    • 極大を7月5.8日(CH29のPBF=連続・周期的な基線のうねり変動)とすると → 12月20日±

  • その他の前兆出現状況からも 12月7日± が算出される。

  • 11月14.4日に、CH29(八ヶ岳)も静穏化した可能性がある。この場合、9月28日(CH29)を極大、11月14.4日を終息として計算すると → 12月7日± (今後CH29が再出現した場合は無効)

  • これまで、地震発生予測日に実際の地震ではなく次のステージの極大が出現したことが何度もある。今回の地震発生予測日に実際に地震が発生するか否かは、前兆の完全終息が観測されるか否かで判断できる(前兆終息予測日は、高知観測点のK1に特異が集中出現した11月8.5日を最終極大とみなして算出):

    • 11月29.9日前兆終息 → 12月7日± 地震発生
    • 12月10.3日前兆終息 → 12月21日± 地震発生

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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