2017年11月27日月曜日

大形の小惑星ファエトンが地球接近


大形の小惑星〝3200 Phaethon(ファエトン)〟が、クリスマスの約1週間前、12月17日の朝に地球に接近します。直径は 3.2~7.1km と推定されています。

ファエトンは1983年に発見され、アポロ群に分類されています。彗星と小惑星の中間的性質を持つ活動的小惑星(あるいは枯渇彗星)と考えられており、3大流星群の1つである「ふたご座流星群」の母天体としても知られています。2009年と2012年には急激な増光が観測されています。

小惑星 推定直径
km
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
3200
Phaethon
(1983 TB)
3.2~7.1 (地球)12月17日 08:00 26.83
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近する時の地球との相対速度は極めて速く、秒速31.9km(時速約11万5000km)と計算されています。

ファエトンは地球にとって潜在的に危険な小惑星(PHA: Potentially Hazardous Asteroid)とされており、2093年12月14日には地球に 7.71LD まで近づきます。


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