小惑星〝2017 VF14〟が、11月13日夜遅くから14日未明にかけて、月と地球に接近していたことが判明しました。
この小惑星は接近後の11月15日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 6~12m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 VF14 | 6~12 | (月)11月13日 21:26 (地球)11月14日 00:30 |
0.94 0.80 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速11.9km(時速約4万3000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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