ノルウェーで、パラシュート降下中のスカイダイバーのすぐそばを〝隕石〟が通過。その様子をダイバーがヘルメットに装着していたカメラが捉えていたと話題になっています:
- Meteorite almost hits Norwegian skydiver - FULL STORY (YouTube)
- Norwegian skydiver nearly struck by meteorite (写真と動画あり)
- 落下中の隕石?ノルウェーのスカイダイバーが撮影か
- スカイダイビング中に隕石が数メートル先を通過 恐怖のニアミス映像がノルウェーで撮影される (写真と動画あり)
動画では〝隕石〟が一瞬で飛び去ってしまうので、注意していないと見逃してしまうかも知れません。以下は、〝隕石〟が写っているフレームを1枚の画像にまとめたものです。石のようなものが回転しながら落下している様子がわかります:
公開されている動画が捏造されたものではないという点については確かなようで、動画を放映したノルウェーの公共テレビ・ラジオ局 NRK(ノルウェー放送協会)も請け合っています。
しかし、映像に記録されている物体が本当に隕石だったのかについては議論があります。大気との「摩擦」で発光する段階を過ぎ、ダークフライト状態に入った隕石であるとする見方がメディアでは大勢で、映像から落下地点を絞り込んで隕石を捜索している人たちもいます。
その一方で、隕石ではなくパラシュートに紛れ込んでいた小石のようなものが、パラシュートが開いたタイミングで放り出されたとする見解も複数の専門家から出されています。パラシュートが開いたときに、中に紛れ込んでいた何かが飛び出すことは、それほど珍しいことではないそうです。
以下は、物理学者で NASA の惑星科学者でもある Philip Metzger 博士が公開している分析結果です。博士の結論は、〝 the ballistics are consistent with it being a small piece of gravel that came out of his parachute pack and flew past at close distance〟(弾道学的特性は、その物体がダイバーのパラシュート・パックから飛び出した小石で、直近を飛び過ぎていったということと一致する)というものです:
- Philip Metzger (Facebook)
関連記事
- カナダで大火球 (08年12月8日)
- 衝突した衛星の破片が落下(続報) (09年2月21日)
- 隕石の断面にキリストの顔 (09年4月15日)
- 地球と人類を救ったエーリアン (09年6月4日)
- ロック・ピープル (岩の人たち) (09年6月28日)
- 木星の黒斑、金星の白斑 (09年8月5日)
- 東海3県で謎の「爆発音」 (10年8月8日)
- 東海3県で謎の「爆発音」 (続報) (10年8月25日)
- コロンビアに隕石落下、直径 100m のクレーター (10年9月9日)
- 隕石中に地球外生物の化石!? (11年3月6日)
- コメットさん宅に隕石が落下 ― フランス (11年10月18日)
- シベリアの隕石孔に巨大ダイヤモンド鉱床 (12年9月18日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (13年2月15日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報) (13年2月16日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報-2) (13年2月16日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報-3) (13年2月16日)
- ロシアに大隕石落下、人的被害も (続報-4) (13年2月23日)
- チェリャビンスク上空の怪現象 (13年6月18日)
- 採用面接中に大隕石落下 (13年9月6日)
- チェリャビンスク隕石 最大の破片を引き上げ (13年10月17日)