5月23日付「ニイラゴンゴ山が噴火 — コンゴ民主共和国 (続報)」の続報です。
5月22日にニイラゴンゴ山が噴火したコンゴ共和国東部の状況を伝える『Reuters』の記事です:
以下は記事からの抜粋です:
- 5月25日午前11時03分に M5.3 の地震が発生。噴火以降に発生した 100回超の地震の中で最大規模。建物が倒壊、道路に亀裂、負傷者も出ている。ゴマ市内の大通りを横切る長さ数百メートルの亀裂も生じた。
- 地震の多発は1997年と2002年の噴火の際にも見られた。地殻が均衡を取り戻そうとするために発生。「地溝がバランスを回復すれば地震は止まるだろう」(ゴマ火山観測所科学ディレクター)。[注:現地は大地溝帯の一部です。]
- 当局は「溶岩の流れは止まったが、地震活動が新たな溶岩流を引き起こす可能性がある」と警告。
- 「噴火によって32人が死亡。うち7人は溶岩流による死亡、5人は火山ガスによる窒息死」(国連難民高等弁務官事務所=UNHCR)
- 「溶岩が最も重要な水源の一つを破壊したため、50万人以上が安全な水を得られない状態」(国際赤十字社)
- 幹線道路が 1.7km にわたって溶岩に覆われ、空港も閉鎖中。1月以降、紛争や戦闘で約28万人が避難している地域への人や物資の移動が困難になっている。
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