2016年8月13日土曜日

大地溝帯が延伸か ― 南アフリカ共和国


南アフリカ共和国北東部リンポポ州 Sehlakwane 地区 Zaaiplaas 村(地図)郊外の湿地帯で、3週間ほど前に原因不明の異常な火災が発生し現在も燃え続けています。すでにラグビー競技場より広い面積が焼失し、湿地帯が活火山地帯のように変貌しているとのこと。高温の泥や灰によって村人3人が火傷を負っています。地面の割れ目からは灼熱した溶岩のような物質も見えています(記事写真参照):

火災現場は湿地帯ですが、旱魃に襲われています。湿地帯の植物が地下に堆積することによって形成された泥炭が、乾燥して燃えているのかも知れません。その一方で、現場は大地溝帯東リフト・バレー()の延長上にあります。アフリカ大陸を引き裂きつつある大地溝帯が南に伸びてきても不思議ではありません。Zaaiplaas 村周辺の地形(地図)を見ると、北東から南西に走る直線的な谷があり、他の地形を断ち切っています。東リフト・バレーの延長の断層かも知れません。


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