2021年1月20日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-229)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 1月18日16:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです:
前回の更新情報(12月23日付)では、最も早い場合の該当地震発生時期として 3月4日前後が考えられるとした。しかし、終息したと判断していた前兆変動が年末に再出現 。したがって、3月4日前後の発生の可能性は否定される。

前兆変動の出現状況を再考した結果、最も早い場合の発生時期として 5月の可能性が考えられるが、2月下旬に前兆変動の終息があるかなど確認すべきことがあり、未確定。

少なくとも 4月末以前の該当地震発生は否定できる。

推定時期最も早い場合、5月の可能性があるが未確定。2月下旬に前兆変動終息があるかなどを確認する必要あり。
推定時刻 午前9時±1.5時間 または 午後5時±3時間
推定震央領域 長野県北部、群馬県、栃木県西部、新潟県南部など
続報 No.293」所載の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震、火山近傍の可能性が高い


今回の更新情報には、2020年の予測結果のまとめも記載されています(更新情報の円グラフ参照):

  •  M5.0 以上の地震発生数: 66

  • 観測網(八ヶ岳南麓、秋田観測点、高知観測点) がカバーする領域内、かつ検知可能な規模(減衰補正後の前兆規模 M5.1以上)であった地震: 13

  • 前兆検知数: 13

  • 3要素(時期、場所、規模)とも予報成功: 9(69.2%)

  • 1要素が外れた予報: 3(23.1%)

    • 4月12日 茨城県南部 M5.0[M5.5 と予報、規模推定に失敗]
    • 6月20日〜 浅間山火山活動[6月19日〜 と予報、時期推定に失敗]
    • 9月27日 静岡県西部 M5.1[静岡県中部と予報、No.1778 長期継続前兆が混入したため領域推定に失敗]

  • 予報を出せずに地震発生: 1(7.7%)[No.1778 長期継続前兆との識別が困難であった]

  • 予報したにもかかわらず地震発生せず: 0 

  • 予報失敗の主因は No.1778 長期継続前兆との識別が困難であったため。

  • 前兆はすべて検知できていた(検知成功率 100%)

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