2021年1月9日土曜日

4つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
1月1日から9日にかけて、4つの小惑星が地球と月に接近し通過して行きました。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 AA11~24 (地球)1月1日 22:16
 (月)1月2日 00:49
0.62
1.43
2021 AV17~37 (地球)1月3日 22:32
 (月)1月4日 06:02
1.96
2.21
2021 AH5~12  (月)1月4日 05:33
(地球)1月4日 08:37
0.90
0.13
2021 AM210~22  (月)1月8日 06:05
(地球)1月9日 13:45
2.25
1.42
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 "2021 AA" はその名前(仮符号)が示すように、2021年に入って最初に発見された小惑星です。
 
AA、AV、AH はアポロ群、AM2 はアテン群に分類されています。
 
接近時の地球との相対速度ですが、AA は極めて速く秒速 22.2km(時速約 8万km)、AV は秒速 10.5km(時速約 3万8000km)、AH は極めて速く秒速 21.7km(時速約 7万8000km)、AM2 は極めて遅く秒速 4.6km(時速約 1万7000km)となっています。
 
 
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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