八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 12月23日16:00付で更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.292 (PDF形式)
今回の更新情報をまとめると以下のとおりです:
- 前回の更新情報では「最も早い発生時期は 2021年3月3日前後; この場合、20年5月1日極大に対する前兆変動が 12月15日前後に終息」とした。
- 12月15.8日、秋田観測点の A5 観測装置の前兆変動が終息。現在も A5 は完全静穏直線基線を記録中。A5 の初現は19年11月18日、極大は 20年5月1.5日。
この初現・極大・終息の日時に経験則(*1)あるいは(*3)を適用すると、発生時期として 21年3月4日± を得る。また、経験則(*2)を適用すると 21年3月3日± を得る。 - 12月21.3日、八ヶ岳の CH06 観測装置にやや大きい特異変動が出現。CH06 では、19年12月23.2日極大に対して 20年11月10日に前兆変動が終息していた。
今回の特異変動を直前特異(前兆変動終息後に前兆変動が短期間再出現する現象)と認識して経験則(*4)を適用すると 21年3月4日± を得る。 - 以上から、最も早い場合の地震発生推定時期として 21年3月4日 ± 1日 の可能性がやや濃厚となった。
- 12月21日の青森県東方沖の地震(M6.5、最大震度 5弱)について
12月16日に高知観測点の K6 と K8 観測装置に BF前兆変動(基線のうねり変動、典型的な地震前兆波形)の極大を観測 → 12月18日配信の観測情報で「12月21日±2日、北海道南部〜東北沖で M6.7±0.5」と予報。予測成功。
推定時期 | 最も早い場合、3月4日 ± 1日がの可能性 |
推定時刻 | 午前9時±1時間30分 または 午後5時±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.292」所載の図3を参照 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 火山近傍の震源が浅い地殻内地震 |
(*1) [極大〜発生]:[終息〜発生] = 3.9:1
(*2) [初現〜発生]:[極大〜発生] = 20:13
(*3) [初現〜発生]:[終息〜発生] = 6 : 1
(*4) [極大〜発生]:[直前特異〜発生] = 6:1
関連記事
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-218) (19年11月22日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-219) (19年12月19日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-220) (19年12月26日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-221) (20年1月19日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-222) (20年2月19日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-223) (19年8月8日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-224) (20年6月27日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-225) (20年7月21日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-226) (20年11月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-227) (20年11月24日)