イギリスの著名な数学者・天文学者・宇宙生物学者で、パンスペルミア説の中心人物であるチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が、新型コロナウィルスは宇宙からやって来たという説を唱えています。
博士によれば、彗星にはもともとウィルスが存在しており、2019年10月に目撃された火球はそのような彗星の欠片で、中国に落下したことによって感染がひろがった、とのことです。博士は、彗星からのウィルスによるアウトブレークは過去に何度も起きているとも主張しています:
ほとんどの科学者は、ウィクラマシンゲ博士の説を疑似科学の域を出ないものと見なしています。
ちなみに、上記記事のタイトルに添えられている "Extraordinary claims require extraordinary evidence."(途方もない主張には途方もない証拠が必要だ)は、故カール・セーガン博士の言葉です。
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