地球の第2の衛星となっていた小天体〝2020 CD3〟が、予想よりも早く地球から去って行きました。もともとは4月ごろと予測されていたのですが、3月7日のことでした。今後は太陽の周りを回る軌道をとることになります:
- Earth's minimoon is gone but not forgotten: Report (写真あり)
- A Fleeting Moment in the Solar System Earth has lost its mini-moon. (写真あり)
発見後の観測によって、2020 CD3 は大きさが 0.9m ほどで、機能停止した人工衛星やその他のスペース・ジャンクでないことが確かめられています。残る可能性は、地球の引力に捕獲された小惑星か、隕石の衝突によって月面から放り出された岩塊となります。
2020 CD3 は 2044年3月に地球に近づきますが、地球の衛星となるほどの接近距離ではありません。再び地球の衛星となるほど地球に近づくことは今後数千年間は起こりえない、とのことです。
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