2014年6月28日土曜日

双頭のハスが開花 ― 京都府宇治市


京都府宇治市の三室戸寺地図)で、突然変異によって1本の茎に2つの花をつけたハス「双頭蓮」が見つかりました。「22年前から100種250鉢を育てている同寺で見つかったのは3回目」、「幸福や夫婦円満の象徴」:

六国史の1つである『続日本紀』には、宝亀8年(西暦777年)6月18日の出来事として、「楊梅宮南池生蓮。一茎二花」という記録があります。現代語訳では「 楊梅宮(やまもものみや)の南池に蓮が生え、一本の蓮の茎に二つ花が咲いた」となります(『続日本紀(下)』、宇治谷孟、講談社学術文庫、1995)。

宝亀8年(西暦777年)は光仁天皇の治世です。あまり知名度の高くない天皇ですが、天智天皇の孫で、桓武天皇の父です(母は百済王の子孫とされる高野新笠)。


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