2025年5月11日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-350)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 5月8日15時00分付けで「続報 No.418」(PDF形式)を出しています ——
 
「 CH20 主副極大型観測で再考
早い場合でも 5/13 迄変動継続
仮にCH26の変動 5/12.9±2 静穏化の場合
= 5/26±3 発生の可能性 」
 
 「 E-mail / FAXで配信の観測情報では5/8に本内容を配信しましたが、HPを担当して下さっている方が出張でHP更新が5/11になりました。お詫び申し上げます。本続報は5/8時点で作成したものです。」


現況
 
CH20観測装置に2度目の顕著特異変動出現。

CH26観測装置の特異変動は継続。
 
考察

CH20観測装置に2度にわたって顕著特異変動が現れたことから、主・副極大型の可能性が高い。主極大の方が幅(継続時間)が長いので、経験則[極大〜地震発生]:[主極大〜副極大]=4:1 ないし 4.4:1 を適用。4:1 の場合は 5月22日±3日,4.4:1 の場合は 5月25日±3日となる。

CH26観測装置の特異変動が継続。初現を見直し。3月6.4日の可能性が高い。極大 4月3.6日に経験則[初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]=20:13 を適用すると、5月26日±3日を得る。

以上より5月26日±3日に地震発生の可能性が現状では考えやすい。

5月26日~5月29日までの期間に発生となる場合の、CH26観測装置上の特異変動終息時期は以下のとおり:
  • 5月12.9日静穏化 → 5月26日地震発生
  • 5月13.7日静穏化 → 5月27日地震発生
  • 5月14.4日静穏化 → 5月28日地震発生
  • 5月15.1日静穏化 → 5月29日地震発生
 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]特異変動については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日 5月26日±3日の可能性が現状では考えやすい
(5月12.9日±2日に変動静穏化の場合)
実際の変動終息を観測し続報。
推定時間帯 09時 ±2時間 または 18時 ±3時間
推定震央領域

更新情報「 続報 No.418 」所載の図2参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事