2024年5月1日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-292)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 4月30日15:00 付けで更新情報 No.358 と No.359 を出しています。八ヶ岳だけでなく秋田観測点と高知観測点に現れた変動も加えた 8つの前兆変動にもとづいて、地震発生推定日が前回の情報から微調整され 5月12日 ±3日(5月9日〜15日)とされています:
 「29年の観測歴上で最長継続となっている No1778 前兆は極めて難解であるため、現推定通り対応地震が発生するか不明であることも事実です。ただ、現在までに現れた前兆変動からは 5/12±3 対応地震発生の可能性が極めて考えやすく否定困難ということです。[中略]仮に 5/12± から次ステージとなる等して現推定通り対応地震が発生しなかった場合は、平に陳謝し再考し報告致します。但し、推定に近い形で地震が発生した場合は、大変な被害が予想されますので、災害軽減のため、できれば一人でも多くの皆様にお知らせ頂けたら幸いです。」
 
「No1778 前兆変動は 2008年7月から継続した本観測歴上で最長継続の前兆変動です。過去例にない非常に特殊な前兆変動のため、推定通りに地震が発生するか不明な点もありますことをご了承下さい。推定通りの地震活動が発生しない場合は平に陳謝します。」 

「地震規模が M8± の場合は、震源断層の長さが 100km を大きく超える可能性があります。推定領域斜線域に全ての断層が含まれるか否かは不明です。仮に推定通りM8.0± 規模となる場合は、1891年(明治24年)10月28日発生の濃尾地震 M8.0 に並ぶ、国内最大規模の内陸地殻地震となる可能性があります。前兆期間が 15年10ヶ月と 29年間の観測歴上最長(現在までの前兆期間過去最長は 2008年発生の岩手内陸地震で前兆期間は3年3ヶ月でした)であるため、歪み速度の極めて小さい、大型地震が短期間内に発生していない領域の可能性が高い。」
 
 
推定日2024年5月12日 ±3日
(上記時期発生を否定する変動を今後観測した場合は修正)
推定時間帯 09:00 ±2時間 または 18:00 ±3時間
推定震央領域 続報 No.359」所載の図1参照
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い(30km以浅)陸域地殻内地震、火山近傍領域の可能性
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事