八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 6月14日17:00 付けで更新情報を出しています。3ヶ月ぶりの更新情報です。
▼「No.1778 関連として昨年 10 月頃から継続出現している、 八ヶ岳の CH26 の変動は PBF 変動ではなく PBF 特異変動であると認識します。つまり現状継続出現している No.1778 関連変動は全て特異変動であると認識されます」 ▼「現在継続中の PBF 特異変動が終息した場合、PBF ではないため、2022.7/28 極大に対するものか、2022.9/3 極大に対するものか不明ではありますが、他の特異変動が 9/3 極大から出現しているた 9/3 極大に対する終息の場合は、他の特異変動も同時に終息する可能性が示唆されますので、判断可能です」 ▼「現状 PBF 特異も BF 特異も継続中のため、2022.9/3 対応では 9/20 以降。7/28 対応では10/3 以降に対応地震発生が推定されます。変動終息次第報告予定です」:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.352 (PDF形式)
推定日 | 2023年9月20日以降 または 2023年10月3日以降 今後の観測、前兆変動終息で推定予定 |
推定時間帯 | 09:00±3時間 または 18:00±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.352」所載の図7太線内 斜線の領域は火山近傍領域(震央域の一部が斜線領域内にある可能性あり) |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
[注]BF変動(Baseline Fluctuation anomaly)= 基線のうねり変動。典型的な地震前兆波形。図3は 5月26日に発生した千葉県東方沖 M6.2、深さ 50km、最大震度 5弱の地震に対応する BF変動(4月28.8日に高知観測点で観測、極大から地震発生まで 32日)。PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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