2021年4月27日火曜日

虹で地震予知「アスアサ四ジ イヅ ジシンアル」

 
『京都新聞』の記事です。いわゆる「椋平虹」で数々の地震を予知したといわれた椋平広吉についての資料を京都府立丹後郷土資料館が集めている、とのことです。

「地元漁師らに『日の粉』と呼ばれていた短冊状の虹が、地震の発生に関係していると推測」、「予知を周囲に伝える際に使っていたはがきの消印をでっち上げたと報道で追及された」:
 
以下は、前にも紹介したことがある記事です。「椋平の名を世に知らしめたのが、1930年11月26日早朝に発生した北伊豆地震(M7.3)だ。驚くべきことに、彼はその前日25日のうちに、『アスアサ四ジ イヅ ジシンアル』という電報を京都帝国大学理学部長に宛てて送っていたのだ」、「椋平は、1923年の関東大震災、1946年の昭和南海地震、1948年の福井地震など、多くの地震を予知したとされている。だが、それらを記録に残る形で公表したり、主張を論文にまとめたりするようなことはなく、『椋平虹』が学界で取り上げられることもついになかった」:
 
 以下は昭和29年に書かれた椋平虹についての寄稿です。「気圧の急激な変化と小さい地震との間には相当の相関がある事は多くの資料ですでに認められているが、椋平虹と気圧配置とも大いに関係があるので、椋平虹と地震の何%とかはこのための相関があり得る」、「多くの顕著地震が全く彼の記録には記載されていないのである。椋平虹が直接には地震と何の関係もない故にそれは当然の事と筆者は考えている」:
 
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