2021年4月22日木曜日

「深海魚が打ち上がると地震が来る」は本当か?

 
『現代ビジネス』の記事です:
 
4ページにわたる長い記事です。以下のような章立てで構成されています:
  • 深海魚は「地震の予兆」!?
  • 壊滅的な被害を生んだ深海魚の「たたり」
  • 群発地震時に現れた深海魚
  • 3.11の1ヵ月前に現れた深海魚
  • 深海魚と地震の関係
  • 地震との関係が噂される8種類の魚たち
  • M6.0以上の地震に注目
  • 深海魚の出現後に地震が発生した実例
  • 防災に役立てたかったが…
結論としては、東京学芸大学の織原義明・非常勤講師(地球物理学)の調査・研究を紹介する形になっています —— 「深海魚の出現は地震の前触れ」といった伝承は、迷信と考えられる:
深海魚の出現日から30日後までに、半径100km以内で地震が発生していたかどうかを調べた。分析対象の地震はマグニチュード(M)6.0以上で、震源の深さは100kmより浅いものとした。

その結果、深海魚の出現後に実際に地震が発生したケースは、2007年7月16日の新潟県中越沖地震(M6.8)の1件のみだった。地震の27日前に、震央から約30km離れた新潟県柏崎沖で、深海魚の「サケガシラ」が漁網に入ったという記録だ。