3月6日10時15分(日本時間)、アテン群に属する小惑星アポフィスが地球から 43.8LD(LDは地球から月までの平均距離) のところを秒速 4.6km(時速約 1万7000km)で通過して行きました。
アポフィスは 2029年4月に地球に衝突する可能性があると言われていましたが、現在はその恐れはないとされています。以下は最新の予報です:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
99942 Apophis | 310~680 | (地球)4月14日 06:46 (月)4月14日 23:32 |
0.099 0.250 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
接近距離 0.099LD は地球の中心からの距離で約 3万8000km。気象衛星「ひまわり」などの静止衛星の軌道よりも地表に近いところを通過します。この時の地球との相対速度は秒速 7.4km(時速約 2万7000km)。明るさは 3.3等級に達し、肉眼でも見えると予測されています。
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