2021年3月24日水曜日

3つの小惑星が地球に接近・通過

 
3月23日から24日にかけて、小惑星 “2021 FO1”、“2021 FH”、“2021 FP2” が地球のそばを通過していきました。
 


小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 FO13~8 (地球)3月23日 12:05 0.83
2021 FH12~27 (地球)3月24日 01:52 0.61
2021 FP23~6 (地球)3月24日 07:35 0.84
(1LD=地球から月までの平均距離) 

3つの小惑星はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。FO1 が最初に観測されたのは 3月20日、FH は 3月18日、FP2 は 3月22日です。

FO1 の接近時刻には ±5分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。

 
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