3月23日から24日にかけて、小惑星〝2021 FO1〟と〝2021 FH〟が月と地球に接近します。
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小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 FO1 | 3~8 | (月)3月23日 04:44 (地球)3月23日 12:05 |
1.63 0.84 |
2021 FH | 12~28 | (月)3月23日 19:24 (地球)3月24日 01:51 |
1.23 0.61 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
FO1 と FH はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。最初に観測されたのは FO1 が 3月20日、FH は 3月18日です。
接近時の地球との相対速度は、FO1 は秒速 7.5km(時速約 2万7000km)、FH は秒速 12.0km(時速約 4万3000km)と予報されています。
FO1 の月への接近時刻には ±3分、地球への接近時刻には ±5分、FH の月接近時刻には ±5分、地球への接近時刻には ±5分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。