2021年3月22日月曜日

2つの小惑星が月と地球に接近

 
 3月23日から24日にかけて、小惑星〝2021 FO1〟と〝2021 FH〟が月と地球に接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 FO13~8  (月)3月23日 04:44
(地球)3月23日 12:05
1.63
0.84
2021 FH12~28  (月)3月23日 19:24
(地球)3月24日 01:51
1.23
0.61
(1LD=地球から月までの平均距離) 

FO1 と FH はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。最初に観測されたのは FO1 が 3月20日、FH は 3月18日です。

接近時の地球との相対速度は、FO1 は秒速 7.5km(時速約 2万7000km)、FH は秒速 12.0km(時速約 4万3000km)と予報されています。

FO1 の月への接近時刻には ±3分、地球への接近時刻には ±5分、FH の月接近時刻には ±5分、地球への接近時刻には ±5分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。

 
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