スペイン南部アンダルシア州グラナダ県(地図)では、1月23日ごろから地震が頻発しています。 これまでに 1000回を超える地震が発生し、その中には M4 クラスが少なくとも 5回、M3 クラスが少なくとも 22回含まれています。浅い震源の地震が多いようです。
大きな被害は出ていない模様ですが、大地震が起きるかも知れないという不安から、畑や車中で寝起きする住民も出ています。有名なアルハンブラ宮殿や大聖堂では、過去の大地震で生じた亀裂が拡大するなどしているとのことです:
- Granada province hit by nearly 50 earthquakes, the largest 4.3 on Richter scale (写真2葉あり)
- Granada Hit By More Earthquake Tremors (震央地図あり)
- Granada’s Iconic Alhambra and Cathedral Damaged by Earthquakes (写真あり)
スペインのあるイベリア半島とアフリカ大陸の間の地中海には、ユーラシア・プレートとアフリカ・プレートの境界が東西に走っており、アゾレス・ジブラルタル断層帯となっています。これはトランスフォーム断層で、年速 4〜5mm でずれています。
関連記事
- スウェーデンで1世紀ぶりの強いゆれ (08年12月16日)
- スウェーデンの牛 (09年1月15日)
- 掃海訓練が原因で「地震」 (09年1月19日)
- 送電線は動物の方向感覚を乱す (09年6月10日)
- スペイン南部で 深発地震 (10年4月12日)
- イギリス海峡で地震 6連発 (10年5月29日)
- スウェーデン北部で地震 (10年6月16日)
- ポーランドで地震、死者 3人 (11年1月4日)
- ドイツ西部で連続地震 (11年2月16日)
- ドイツで地震、オランダで揺れ (11年9月9日)
- オランダ北部で地震 (13年2月10日)
- フランス南東部で地震 (14年4月10日)
- イギリス海峡で「世紀の大地震」 (14年7月14日)
- ゴールの瞬間に地震 ― イギリス (16年3月13日)
- フランス西部で M5.2 (16年4月30日)
- スコットランドで30年ぶりの「大地震」 ― イギリス (17年8月6日)
- ブルターニュ地方の地震 ― フランス (17年9月29日)
- フランス西部で地震 (19年6月22日)
- フランス南東部で地震、断層出現 (19年11月13日)
- フランス南東部で地震、断層出現 (続報) (19年12月21日)
- スウェーデン北部で M4.9 (20年5月19日)