2019年3月22日金曜日

人間には地磁気に対する感受性がある


カリフォルニア工科大学と東京大学を中心とする研究チームが、人間にも地磁気に対する感受性があることを実験によって示しました。特定方向の磁気変化に対してアルファ波(脳波)が変化するとのことです。

「特定方向の磁気変化に対しては、アルファ波の事象関連脱同期が観察されました」、「ヒトは地磁気強度の磁気刺激に対し、潜在意識下で生理的に応答したということになります。磁気感受性の方向選択性として、N極が下向きに傾斜した刺激に対してのみ反応が現われました」、「北半球ではN極の伏角は下向きに傾斜しており、本研究の被験者(34名、性別、人種、年齢は多様)が普段生活しているパサデナ(米国カリフォルニア州)や、東京で身体を動かしたときに浴びる磁気変化だったと言えます」:

研究を主導したカーシュビンク教授は、スノーボール・アース仮説(全地球凍結仮説)を提唱したことで有名です。同教授が提示した古地磁気のデータに基づく強力な証拠はいまだに誰も覆せずにいます。「仮説が登場した初期には、太古の氷河の痕跡があるのは、当時その地方がたまたま極地にあったためで、赤道地方までが凍っていた証拠とはならないという初歩的な誤解にもとづく反論がありました。しかし、カーシュビンク博士の提示した証拠は、氷河の痕跡が古地磁気の記録から間違いなく赤道地帯で形成されたものであることを明確に示していた」:

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