気象庁の「乗鞍岳の火山観測データ」によると、乗鞍岳(地図)では7月14日から15日にかけて火山性地震が増加しています。14日には36回、15日には13回の火山性地震が観測されています。乗鞍岳で1日の火山性地震回数が30を超えたのは2012年8月以来です:
乗鞍岳の最後の噴火はこれまで約2000年前とされてきましたが、最新の地質調査によると過去500年以内に噴火していたとみられることが判明しています:
- 男体山と乗鞍岳の噴火 (17年3月15日)
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が予報している「近畿圏中心領域大型地震」(No.1778前兆、M7.8 ± 0.5)は、その推定領域が「ある程度火山に近い領域の可能性あり」とされていて、御嶽・乗鞍火山領域も候補の一つとされています:
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-167) (17年7月12日)
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