八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月6日16:00 付けで更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.221 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定 現状で可能性があるのは 7月14日±1日 (条件: 7月9日~10日に前兆が終息。7月11日以降も前兆継続の場合は再考) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり(地図上に御嶽・乗鞍火山領域と白山火山領域を斜線で表示)。前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状
- CH02(八ヶ岳) 6月27.2日に特異が単発的に出現。その後は静穏。
- CH17(八ヶ岳) 6月27日午前中に静穏基線が出現、その後は再び糸状特異が継続するも、現在は静穏。
- CH21(八ヶ岳) 静穏化傾向にあったが、CH02の特異出現(6月27.2日)とほぼ同時刻から弱い特異変動が継続出現するようになった。
- CH26(八ヶ岳) 静穏だったが特異前兆が連続的に継続出現するようになった。
- CH29(八ヶ岳) 7月2日から特異状態が継続。7月5日夕方から翌6日未明にかけてPBF前兆(連続・周期的な基線のうねり変動)が約10時間にわたって出現。
▼ 考察
- 現在は第24ステージ。CH21とCH26の特異前兆のみが継続中。
- CH29にPBF前兆が再出現したことによって、前回までの前兆関係認識に誤りがあることが明らかになった。
- CH29の前回のPBF出現は5月26.2日中心で約50時間継続。今回は7月5.8日中心で約10時間継続。今回のPBF出現を、5月26.2日極大に対応する直前特異とみなすと、地震発生時期として7月14日± が算出される。
- CH29に特異状態が継続的に出現するようになった7月2日を初現、7月5.8日を極大とすると、地震発生時期として7月13日± が算出される。
- その他の前兆出現状況からも7月13日±、7月14日± が算出される。
- 前兆の完全終息時期と地震の発生時期は以下のようになる:
- 7月9.2日± 終息 → 7月13日発生
- 7月9.9日± 終息 → 7月14日発生
- 7月10.7日± 終息 → 7月15日発生
- 前兆が上記期間内に完全終息しない場合は、7月13日~15日に新たな極大が出現して第25ステージに移行する可能性もある。
- 7月9日~10日に前兆が完全終息するか否か、観測を継続して続報する。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
関連記事
- 串田氏 ― 福島県沖M5.6の予測に成功 (17年3月1日)
- 跡津川の地下水位と歪み ― 岐阜県飛騨市 (17年3月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-150) (17年4月20日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-151) (17年4月28日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-152) (17年5月5日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-153) (17年5月6日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-154) (17年5月13日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-155) (17年5月14日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-156) (17年5月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-157) (17年5月20日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-158) (17年5月23日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-159) (17年5月27日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-160) (17年6月3日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-161) (17年6月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-162) (17年6月19日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-163) (17年6月21日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-164) (17年6月25日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-165) (17年7月4日)