1月10日朝、東京都江東区の青海埠頭(地図)近くの海面に1頭のクジラの死体が漂っているのが見つかりました:
クジラの体長は、初期の報道ではすべて「約10m」となっていましたが、その後の報道では「約15m」、「約17m」、「約18m」等と変化しています。クジラの種類については、「ニタリクジラ、ナガスクジラ、カツオクジラのいずれか」、「ナガスクジラ」、「シロナガスクジラ」との報道があります。
東京港内でクジラが見つかるのは珍しく、東京海上保安部は「こんな港の中まで入ってきたのは初めてではないか」としています。その原因については、さまざまな推測がなされています。以下は各報道からの抜き書きです:
- 大型貨物船のスクリューに尾などが引っかかり、港内まで連れてこられた
- 東京湾で迷い込んできたものではなく、すでに死んでいたクジラが大型船の「バルバス・バウ」(船首の下にあるでっぱり)に引っかかった状態で入ってきた
- コンテナ船が重さを調整するため船内に入れる「バラスト水」を航行中に出し入れした際に、船内に紛れ込んで運ばれたのではないか
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