カナリア諸島のエル・イエロ島(地図)南沖の火山活動はまだ続いていますが、その勢いはおとろえています。同島やその周辺で発生する地震の数も昨年12月以降は大幅に減少しています(グラフ)。
1月10日から11日にかけて行われた水深測量(水深地図)では、海底火山の火口は水深130mに達しているものの、昨年11月の測量時の水深150mからわずか20mしか成長していません。過去数ヶ月の火山活動のペースが続いたとしても、山頂部が海面に顔を出すには数年かかるとみられています。火山噴出物のほとんどは、山体を上に向かって成長させるのではなく、山体西側の海底谷を埋め尽くすように深さ2000mの海底に向かって流れ下っているとのことです:
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