以下に 2か所ほど、引用します:
異常気象の発生頻度は増えていない
世界の気象統計を調べると、干ばつ、洪水、暴風雨、地震といった異常現象の発生件数が以前よりも増えたという事実は出てこない。災害を引き起こす異常気象は「災害原因事象」と呼ばれ、その発生頻度は地表面積 1万 km² あたり年間 0.27件前後で、過去数十年ほとんど変わっていない。
人間の居住地域に影響をおよぼした地震は増えている
災害研究の拠点になっているベルギーのルーベン大学の研究グループによれば、70年代に発生した地震のうち、人間の居住地域に影響を及ぼしたものはわずか 11%しかなかった。ところが、1993~2003年には 31%にまで増加した。地震の発生件数が増えたのではなく、地震の発生地帯に住む人が増えたことを物語っている。
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