2010年2月6日土曜日

ハイチ地震はテクトニック兵器のテストだった?

南米・ベネズエラのチャベス大統領は、「アメリカは援助を隠れみのにしてハイチを占領するつもりだ」と非難していますが、さらに次のような発言をしています:
記事をまとめると、チャベス大統領がスペインの新聞『ABC』に語った内容はおおよそ次のようなものです:
アメリカは、環境タイプの大災害を作り出す能力のある装置をテストすることによって、神のようにふるまった。ハイチの地震は、アメリカ海軍がハイチ沖で実施した地震兵器のテストに引き続いて発生した。今回はテストに過ぎなかったが、アメリカの最終ターゲットはイランだ
チャベス大統領は、情報の出所については明らかにしなかったとのことです。

いやはや、一介の市井人がトンデモ話を弄ぶならいざしらず、一国の大統領が口にするとは、こちらの口がふさがりません。

チャベス大統領の暴走は止まりそうもありません。自分の演説を放送しなかったという理由で TV 放送局を閉鎖に追い込もうとしたりするなど、国内メディアに対する締め付けを強めています。また、外国企業に対する圧力も激しさを増しており、トヨタ自動車に対しては、ベネズエラの悪路を走れる車を作れ、技術を供与せよと要求し、応じなければ工場などを国有化すると脅しています。ソニーのプレイステーションにも矛先が向けられています。ベネズエラの通過切り下げにともなって商品価格を上げたフランス系の企業は、国有化を宣告されました:
地球の裏側で独裁者が何をわめこうと、日本の一般国民にはあまり関係ないようにも思えますが、ひょっとすると石油価格の急上昇という形で影響が出てくるかも知れません。現在、ベネズエラは深刻な干ばつに悩まされており、水力発電に大きな影響が出ています。この電力不足を補うために、ベネズエラが持つ南北アメリカ最大の製油施設の発電設備を使うことになれば、製油量が減り石油価格の上昇につながる懸念があるとのことです: