10月10日午前11時48分(日本時間 11日午前6時48分)ごろ、米国ハワイ島の南岸沖で M6.2、震源の深さ 35.1km の地震が発生しました(震央地図)。 ハワイ島だけでなく、マウイ島や州都ホノルルのあるオアフ島でも揺れを感じましたが、被害は出ていないもようです。この地震は非火山性で、逆断層が動いたことによって発生しました。USGS によると、キラウエア山などの火山活動に影響は出ていないとのことです。
以下は米国地質調査所(USGS)の "Tectonic Summary" からの抜粋テキトー訳です:
2021年10月10日に発生した M6.2 の地震は、深さ 35km の傾斜した逆断層の結果として発生した。この深さの地震は、ハワイ諸島の重さが周囲の海洋リソスフィアにかかることによって生じたリソスフィアの撓みに起因するマントル・イベントである可能性が高い。ハワイの非火山性の地震は、噴火前や噴火中のマグマの動きに関連した短期的なプロセスではなく、岩石圏のストレスの長期的な蓄積と解放を反映している。この長期的な応力は、島を構成する火山岩の重さによって地殻やマントルに発生する応力が一因となっている。
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