9月14日午前7時46分ごろ、東海道南方沖で M6.2、震源の深さ 450km、最大震度 3 の深発地震が発生しました(震央地図)。震度 3 を観測したのは、東京都千代田区、茨城県笠間市と取手市、栃木県鹿沼市と高根沢町です。沈み込んだ太平洋プレートの内部で起きた地震とみられ、同プレートに沿って遠方に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布になりました:
震度分布図を見ると、離れたところにポツンと一つ、震度 1 のマークがついているところがあります。震央から 740km 離れた鹿児島県日置市(地図)です。これは、異常震域現象とは別のメカニズムが働いたのでしょうか。
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