2つの小惑星が地球と月に接近していたことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 WS アポロ群 | 14~30 | (地球)11月4日 05:39 (月)11月4日 15:18 |
1.74 0.83 |
2018 WE アポロ群 | 6~13 | (月)11月18日 16:47 (地球)11月18日 22:55 |
0.52 0.62 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
WS は11月18日、WE は11月17日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度ですが、WS は非常に遅く秒速 3.3km(時速約 1万2000km)、WE は平均的で秒速 12.8km(時速約 4万6000km)です。
WS の接近時刻には、地球に対して ±4時間20分、月に対して ±3時間3分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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