2つの小惑星が地球と月のそばを通過して行ったことがわかりました。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 VC アポロ群 | 14~31 | (地球)10月29日 06:52 (月)10月29日 14:28 |
1.44 1.95 |
2018 VD アポロ群 | 10~23 | (月)10月31日 06:13 (地球)10月31日 06:22 |
2.23 1.73 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
両小惑星は、地球や月に接近した後の11月1日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
〝2018 VC〟の接近時刻には ±3分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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