八ヶ岳南麓天文台の串田氏が10月29日16:00付で更新情報を出しています ―― 現時点では11月2日地震発生の可能性を否定する材料なし:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.175 (PDF形式)
以下は最新の更新情報 No.175 のまとめです ――
推定時期 | 可能性[1] 11月2日(または3日) 条件: 10月31日夜に前兆終息 可能性[2] 11月2日前後に新たな極大が出現 この場合は、その後の推移を観測し検討 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
▼ 現状
- CH06(八ヶ岳) ― 10月25日18時~27日05時に糸状特異出現、中心は10月26日12時(26.5日)
- CH20(八ヶ岳) ― 10月27日、28日に弱い特異が出現
- CH21(八ヶ岳) ― 10月26日19時~27日05時に糸状特異出現、中心は10月27日00時(27.0日)
▼ 考察
- 現在は第19ステージ。前ステージから計算した10月16日±に対して、10月15日に極大が観測された。
- 10月15日が最終極大である場合は、10月28日夜に前兆が静穏化し、地震発生前の静穏期に入る可能性があった。しかし、CH06やCH21に特異状態が出現。
- 地震発生時期(または次の極大時期)の推定:
- CH17(八ヶ岳)のBF特異(初現9月21.4日、極大10月6.0日、終息10月26.4日)に経験則 [初現~地震発生]:[極大~地震発生]=20:13 を適用 → 11月2.1日±3日; [極大~地震発生]:[終息~地震発生]=3.9:1 を適用 → 11月2.4日±3日
- CH20(八ヶ岳)などの特異状態(初現10月5.4日、極大10月15.0日)に経験則 [初現~地震発生]:[極大~地震発生]=20:13 を適用 → 11月2.3日±3日
- CH21(八ヶ岳)などの特異状態(主極大10月15.0日、副極大10月21.1日)に経験則 [主極大~地震発生]:[主極大~副極大]=3:1(~3.2:1) を適用 → 11月1.8~3.5日
- 前兆終息時期の推定:
- CH06、CH21に出現した特異状態。極大は26.5日と27.0日。これに経験則 [極大~地震発生]:[終息~地震発生]=3.9:1 を適用 → 10月31.6日、10月31.8日
- 11月2日(または3日)に地震発生となることを否定する根拠となる前兆は出現していない。11月2日発生は否定困難。
- 11月2日前後に次の極大が出現し、第20ステージに移行する可能性も完全否定は困難。
- 11月1日時点で前兆が継続し続けるか、同2日前後に新たな極大が出現した場合は、11月2日(または3日)の地震発生は完全否定される。
串田氏の地震予測手法についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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