2014年8月9日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-37)


6月28日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-36)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を8月8日付で出しています:

キー・メッセージは ―― 8月8日午後現在、前兆は終息していない。したがって、11月8日以前に対応する地震が発生する可能性は否定できる ―― です:
  • 前回の更新情報では、「8月7日前後に前兆が終息し、静穏期に入る見込み。その場合、地震発生の最も早い推定時期は11月8日前後」としていたが、8月8日午後現在、前兆は終息していない。

  • 前兆初現が若干遅く現れていることもありうるので、8月17日前後までに前兆が終息する可能性が残っている。

  • 現状では、少なくとも11月8日以前に地震が発生する可能性は否定できる。

  • 他の前兆との混交を考慮すると、東北圏(福島県、栃木県北部、新潟県中部にまたがる領域、上記更新情報所載の地図参照)に対応震源がある可能性もあるが、つじつまの合わない観測データもあり、やはり近畿圏の可能性が高い。

  • 2008年7月から続いている前兆群は、最も顕著な時期には30台以上の観測装置に異常が見られたが、現在は4台の観測装置のみに減少。極めて弱くなっていることは確か。

  • M7前後以上の規模の地震前兆は、現在、この近畿圏のものを含めて2つのみ(1つは会員限定)。

  • 関東、東海、東南海、南海等の巨大地震を示唆する前兆は観測されていない。

  • 富士山の噴火前兆も観測されていない。

各観測装置の現状は以下のとおりです。[]内は前回の更新情報のものです:

観測装置 前兆の現状
CH16 [特異状態継続中]→ 特異状態継続中。8月8日、変動幅が急激に縮小。これまでは500mVのレンジでも振り切れるほどだったが、20mVのレンジで記録可能に。基線電圧値も正常値に近づいた。
CH17 [ほぼ静穏状態維持]→ 特異状態継続中
CH20 [断続的に特異出現だが、静穏基線維持]→ 終息
CH21 [特異状態継続中(ただし、基線幅を持った変動で、糸状態特異ではない)]→ 特異状態継続中
CH23 [特異状態継続中]→ 特異状態継続中


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