6月28日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-36)」の続報です。
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を8月8日付で出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.067 (PDF形式)
キー・メッセージは ―― 8月8日午後現在、前兆は終息していない。したがって、11月8日以前に対応する地震が発生する可能性は否定できる ―― です:
- 前回の更新情報では、「8月7日前後に前兆が終息し、静穏期に入る見込み。その場合、地震発生の最も早い推定時期は11月8日前後」としていたが、8月8日午後現在、前兆は終息していない。
- 前兆初現が若干遅く現れていることもありうるので、8月17日前後までに前兆が終息する可能性が残っている。
- 現状では、少なくとも11月8日以前に地震が発生する可能性は否定できる。
- 他の前兆との混交を考慮すると、東北圏(福島県、栃木県北部、新潟県中部にまたがる領域、上記更新情報所載の地図参照)に対応震源がある可能性もあるが、つじつまの合わない観測データもあり、やはり近畿圏の可能性が高い。
- 2008年7月から続いている前兆群は、最も顕著な時期には30台以上の観測装置に異常が見られたが、現在は4台の観測装置のみに減少。極めて弱くなっていることは確か。
- M7前後以上の規模の地震前兆は、現在、この近畿圏のものを含めて2つのみ(1つは会員限定)。
- 関東、東海、東南海、南海等の巨大地震を示唆する前兆は観測されていない。
- 富士山の噴火前兆も観測されていない。
各観測装置の現状は以下のとおりです。[]内は前回の更新情報のものです:
観測装置 | 前兆の現状 |
---|---|
CH16 | [特異状態継続中]→ 特異状態継続中。8月8日、変動幅が急激に縮小。これまでは500mVのレンジでも振り切れるほどだったが、20mVのレンジで記録可能に。基線電圧値も正常値に近づいた。 |
CH17 | [ほぼ静穏状態維持]→ 特異状態継続中 |
CH20 | [断続的に特異出現だが、静穏基線維持]→ 終息 |
CH21 | [特異状態継続中(ただし、基線幅を持った変動で、糸状態特異ではない)]→ 特異状態継続中 |
CH23 | [特異状態継続中]→ 特異状態継続中 |
関連記事
- 湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖 (10年2月26日)
- 湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖 (続報) (12年1月20日)
- 湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖 (続報-2) (12年1月20日)
- 湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖 (続報-3) (12年2月15日)
- 湖底堆積物吹き上げ ― 琵琶湖 (続報-4) (12年2月29日)
- 井戸の水質悪化 ― 京都市伏見区 (11年8月9日)
- 全国で頻発 地下水異常 (12年3月3日)
- 枯渇した自噴式井戸から湧水 ― 滋賀県大津市 (12年6月7日)
- 大地震の前後に温泉の温度や水位が変化 (12年9月17日)
- 琵琶湖アユの産卵激減 ― 滋賀県 (12年10月14日)
- 真冬にクマ出没 ― 滋賀県 (13年2月10日)
- 琵琶湖湖底の貧酸素状態 ― 滋賀県 (13年3月3日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (13年4月17日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報) (13年4月26日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-2) (13年4月29日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-3) (13年5月4日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-4) (13年5月14日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-5) (13年5月23日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-6) (13年5月30日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-7) (13年6月9日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-8) (13年6月24日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-9) (13年7月13日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-10) (13年7月13日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-11) (13年7月22日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-12) (13年7月24日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-13) (13年8月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-14) (13年9月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-15) (13年9月4日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-16) (13年9月5日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-17) (13年9月7日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-18) (13年9月25日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-19) (13年10月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-20) (13年10月4日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-21) (13年10月12日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-22) (13年10月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-23) (13年11月15日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-24) (13年11月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-25) (13年11月20日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-26) (13年11月21日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-27) (13年12月10日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-28) (14年1月1日)
- 琵琶湖が移動・収縮 (14年1月28日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-29) (14年1月30日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-30) (14年2月25日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-31) (14年3月12日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-32) (14年4月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-33) (14年4月15日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-34) (14年4月30日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-35) (14年5月23日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-36) (14年6月28日)